あがっていること、緊張していることをを自己申告

わたしは子どもの頃からあがり症ではあったのですが、一番ひどかったのが大学の頃です。

新卒の採用試験を受けていた時期、面接がどうしても苦手でした。

グループ面接や個人面接、役員面接、社長面接など内定までに何度も面接があるので、その度に緊張して面接が終わる頃にはヘトヘトに。

自分を必要以上に良く見せたいと思ってしまっていたのだと思います。

ひどい時には手や声が震えたり、表情もガチガチでした。

面接官に「緊張していますか?」と優しく声をかけてもらっても、強がって「いいえ、大丈夫です」と答えていました。

緊張していることを悟られて弱い人間だと思われることを恐れていたのです。

けれど、ある時あまりに緊張しすぎて、言葉がまったく出てこなくなったことがありました。

そこで、咄嗟に「スミマセン、すごく緊張しているんです」と謝ると面接官は「リラックスして」と言ってくれました。

この出来事から少しずつあがり症が改善されていったように思います。

「私が緊張して上手く話せないということを相手は知っている」という安心感が自分の心を楽にしてくれました。

それ以降、面接では必ず最初の方に「緊張しています」と自己申告するようにしました。

自分を良く見せようと意識しすぎることをやめたのです。

すると、それまでよりはるかに上手く話せるようになりました。

今でも仕事のプレゼンテーションなどで人前で話す時には「緊張しています」と最初の方に言うようにしています。

あがっている人を前にして「なんで緊張しているんだ」と怒る人はいません。

むしろ、自ら「緊張している」と作り笑いでも笑顔で言えると、周囲は和やかな空気になります。

もうひとつ、私にとっては「緊張している」という言葉がおまじないのようになっているとも言えます。

その言葉さえ言えたら、あとは失敗しても緊張しているからだと自分の中で言い訳ができるからです。

こうした自分の経験から、あがり症の人には「自分を良くみせよう」と意識しすぎないこと、そして「これをしたら乗り切れる」という自分のジンクスをつくることをおすすめしたいです。

(大阪府 やまさん)

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